備忘録 バジル・ハーブ2014
2014.9.21

そろそろ異常気象だった今年の反省も記録、総括しておかなくてはならない季節になってきた。
市民農園のみなさんも支柱やら枯れたとうもろこしの整理に入ってきている。来年の為にと
紐で束ねた竹の支柱が畑で横たわっているのを見ると、妙に寂しくなってくる。菜園の記録は
当然最低限のことは記録しているが、ごくごく小さな事や些細な事が、勝負を分ける事が多い。
しかもちょつと時間が経つと忘れやすい、原因がはっきりしない分薄い記憶になるし体系的に
理論立ってもいない。何年も後になって「そうだったのか」なんて事も多い。
 畑の反省はしばらく後にして、苗づくりやプランター栽培の記録やら感想を纏めておこう。
当然、種の選定やら苗土の検討、肥料の選定や育苗セル、育苗ポット等は直ぐに来年の
作業に直結するので、かなり思いを巡らし、あれこれ反省やら検討など頭の中ではやっている。
 今日は比較的考えの纏まっているバジルを中心にした香草類を総括しておこう。

--- バジル考 その1 -----
 種の選定(栽培品種の選定):とりあえず大きく分けて4分野を来年も栽培する
   (栽培してきたのは6分類だが、大体これでバジルはほぼ網羅されているハズ)

 1.スイートバジル系
  @ ナポレターノ  味が一番濃い
  A ラトーガ     葉が大きいし(柔らかい?)又はジェノベーゼ(こちらが所謂スィートバジルに
      見た目は近い)
  一般的に売られているスイートバジル(多分イタリアンクラシコと思う)は悪くは無いが
  上2つがあれば際立つ魅力はない。多少の改良点は洗い出す。特にプランターの
  形状と土。(プランターは色は黒でもよいが丸い形状はどうも良くない、角ばった方が良い様だ
  特に6-8角形がいい、理由はいまいち分らないが土に温度ムラか出来るのが良いのではないか? 
  又プランタの大きさは上層部の半分程度が良い、大型深タイプは良くない)
  この辺りから推測するとバジルの根はあまり深く伸びず、温度の高低を好む様だ。水吐けが良く
  乾いてもやや湿り気の残る様な土がいいようだ。トントン館のいつもの土と腐葉土の組み合わせ
  でやってきたがもう一工夫か。荒木田土を少し混ぜるか。この土もむずかしい土だが。

 2. ライムバジル、レモンバジル系(香り中心)
    とにかく弱い、まず40cm以上にならない、葉も小さく細長い。品のある香りがやはり捨てがたい。
   生育が少しでもうまく行かないと必ずどこからか葉ダニがやってくる。こいつらは一番大事な成長
   点の若芽だけを食べ苗をダメにする。葉ダニ対策も相当に研究してやっては見たが 、
   一番効果があったのは丸ごとシャワーでの水洗い、残った葉ダニを綿棒で除去、
   しかし2,3日で又生き残ったヤツが出て来てのイタチごっこ、しかもその後の株は強くは育たない。
   どうやらそういうダニ対策ではなく、葉ダニが付かない強い健康な苗を育てるのが先なのではない
   かと今頃反省。種の選定、土、発芽方法を見直す。 それと今年ちょっと試したレモンバジルの
   亜種バジルマルセイユだが、ネットオークションでテスト的に買ってみたが、単なるレモンバジルと
   違いバジルの香りも混じる奥行きのある上品な香り。ライムバジルより強そうな面もあり来年は本格
   栽培。(正規の種購入)
   タイレモンというのもオークションで購入しかなり本格的にやっては見たが、発芽はするが、
   上手く育たない。種が悪いのか? 種はかなり小粒でタイの系統らしい、宿題。

   栽培予定品(2015年用)
    1 ライムバジル(安価な正規品)
    2. バジルマルセイユ 正規品(1袋2年分位はある) 購入済(10.25)

 3. タイバジル系
   来年もシャムクィーンで行くが、日本では入手が難しい為2年前に大量に購入した種でやって
   きたが、そろそろダメになりそうなので何とか手当をしないと。、、それと良く忘れてしまう事だが、
   一般的なタイバジル(ホーリーバジル)は種がやたらと小さいものが多く扱いにくい。かなり大型に
   育つのでこの点つい忘れてしまう、注意。(目も悪くしたし採用不可の第一の理由)
 4. ブッシュバジル系
   俗にギリシャ系、いろいろ改良されているらしく種類も多くなっている様だが、上3系と比べ
   優先順位は低い。但し畑栽培用に適している感じもする。このような小葉系のものは意外な
   強さがある様な気もする。プラターでは纏まりもよいのだがどうもギフト用では喜ばれないしなァ、、
   スイートバジル系の様になんか華やか!、でもなしなァ。 でもパスタにふりかけたりするなら
   いいよなァ。スープに入れたりと実用的な面は感じるが。
    ------ おまけに一袋もらった、入手済(10.25)
 
 その他バジルの内で紫色系は葉の色以外これといった気を引くものも無いし、弱い。場所もないので
来年はやらない。 それに特に大型の、ヒマラヤバジルやアフリカンブルー・バジルは畑には向きそう
だが種の入手も手間だしマイナーすぎるし食べておいしいという話も特に聞かないので来年はパス。

2014.10.26
 種の仕込みでライムバジルとシャムクィーンを探していたら、初めて種を販売している
珍しいバジルを見つけた(多少知ってはいたが、国内で種が入手出来るのは極めて稀)。
欧州とアジアにに自生する野生種で通称ワイルドバジルという「クリノポディウム・ブルガレ
というもの。葉や花も普通のものとは違う、何より驚いたのは耐寒気温がマイナス15℃という点、
これなら越冬できるので特に「多年性」と記されている、更に調べてみるが英国産のものは
花が白い。味と香りはタイムと似るという、ハーブティーが好まれるらしい。
独立行政法人国際農林水産業研究センターのページにもワイルドバジルとありバジルで
ある事は間違いない様だ。来年は栽培決定!!


そうだ、忘れやすいと言えば、シナモンバジルを「ころっと」忘れていた。プランター栽培で殆ど失敗も
しないし,そういう意味ではGOODなのだが、何せ味にかなり癖があり、シナモンの香りとはいうのだが
味はアニス系の癖がかなりがあり、シャンツァイでも本当に好む人の口にしかあわない気がする。
スイートバジルに隠し味的に少し混ぜると味に奥行きが出るのだろうが、来年はどうしようか?

2015年バジル栽培品種 
2014.10.26 1.スイートバジル系
  @ ナポレターノ  味が一番濃い
  A ラトーガ     葉が大きい
  B エドウィナ・バジル  早生種、6月初旬には食べたい。○
2.ライムバジル、レモンバジル系
  C ライムバジル 正規品
  D ミセスバーンズ レモンバジル 
  E バジルマルセイユ 正規品 ○
3.タイバジル系
  F シャムクィーン 
4.ブッシュバジル系
  G ブッシュバジル ギリシャ風 ○
その他
  H シナモンバジル
  I ワイルドバジル:クリノポディウム・ブルガレ 

* 太字は重点主力品種
○印は手配済、入手済



オレガノ、タイム、ローズマリー、マジョラム等の小葉,(匍匐性)、多年草のハーブ
 このような葉の小さなハーブは取り扱いを間違わなければ案外強い部類に入ると思う。そうは言っても
きちんと取り扱うには、一目でその植物の状態が把握できる位にその特性を体で(自分の身についた
感性で)把握できなければならない。手で触り立ち上がる香りを聴き、葉をかじって味を確かめ、
健康状態、生育段階を判断できなければならない。更にそういう外見からは直接現れない隠れた性質
を良く理解していないとならない。どの様に増えるのか、いつ花が咲くのか、越冬するにはどうするのか、
原産地の環境はどんな風なのか、どんな昆虫が好むのか、、、、いろいろとある。ローズマリーは強くて
簡単に越冬すると皆が(本でも花屋でも)言うのだが、ここ数年成功したことがない。毎年、向かいの
花屋から苗を買っている。(ここの苗はホームセンターの苗よりかなり優良)一月くらい自宅でその
ポットのまま育苗し、定植している。食用にはこれで別に問題はないが、スッキリしない。来年は
種からもやってみる。多少性格が分るかもしれない。マジョラムは来年は又やってみる。やはりオレガノ
よりもエレガントで上品な味は捨てがたい。オレガノはワイルドマジョラムというくらいだから、この辺の違い
は西洋人の良く知るところなのだろう。(始めは生育の力強さと思っていたが、どうも味についてのことら
しい)


フェンネル、香菜(コリアンダー、シャンツァイ)、イタリアンパセリ、チャービル等セリ科
 ものの本には移植を嫌うので種から直植えで育てると大体書いてあるが、苗を作り畑に植えてい
るが何の問題も生じていない?!育苗セルからプランターへという場合の事を言っているのか、
庭に植える場合のことなのか(庭と畑は当然大きく違うが)よく判らない。この中ではチャービル
と香菜がプランター栽培では難しかった。チャービルは発芽はするが途中でしおれ育たない、
苗を買っても途中でしおれる。今年ごく近所に花と野菜半々のおばさんの目立たない店がある
のだが、今年はすごく良さげなチャービルの苗があったので迷わず3ポットをゲット。フランスでは
キッチンに鉢ごと置いて使うとものの本にあったので、直射日光を嫌うのでは思いきゅうりのネットの
間に2本植え、プランターにも苗植えた。プランターの方はほどなく例年の様に小さいまま枯れたが、
畑では今まで見たこともないくらい(40cm位)立派に育った。来年もこんないい苗がゲットできる
かは不明。食味は数回たまご焼に入れたがなんかずーと昔食べた事がある様な味なのだが、
どうしてもそれがなんなのか(どんな食材か)思い当たらない。特別においしいとか香りがエレ
ガントなんかというのとはどうも違う。強いて言えばミョウガの味を薄くして更にパセリの味を少し加え
たような味くらいにしか表現できない。
香菜につてはプランターで毎年、種(コリアンダー)から発芽させていたがもうひとつ満足できる
ものにならない。畑に昨年から種(かなり余ったいたので)をかなり大量にまいたが昨年はそれなりに
数十本はそだったが、そのまま放置した為、今年になって数百単位の発芽があり夏には百本ほど
成長し花を咲かせた。またまた安易に放置したら8月のお盆過ぎから又発芽が始まり(今年二回目の
成長の始まり)、プランターでは思いもよらぬ野生性を発揮した。同じく種を大量に付けるフェンネル
等はこの様な風にはならない。少々往生している。1回目か2回目かは判らないが未だ発芽してい
ないこぼれ種がかなりありそうで来年もにぎやかにになりそうだ。
 同じようなセリ科の仲間と思うが、ラベッジというものの種をオークションで入手した。別名ラブパセリ
ともいうらしい。あまり馴染みのないハーブで少し調べてみたら、ヨーロッパでは結構食べられている
らしくイタリアンパセリ、ディル等と一緒にスープにすると何なかのものらしい。ボルシチ等には必須
という。”パセリとセロリを足して2で割った様な味”、”鼻にツンとくる刺激がたまらない”なんていう
表現もある。来年うまく発芽できるのか?!




シナモンバジル

ワイルドバジル:クリノポディウム・ブルガレ

ラベッジ
2014.9.26
タラゴン(ロシアンタラゴン) 、セージ(薬用セルビア)、セルバチコ、ルッコラ、チャイブ、その他